こばファームについて ABOUT

その1

農薬・肥料は完全不使用
自然とともに生きる

豊かな土壌・清らかな水・太陽の光・微生物のはたらき…自然に備わった生命力によって作物を育てるのが「秀明自然農法」です。使うのは、落ち葉や枯葉による自然堆肥のみ。農薬や除草剤を一切使用しないぶん、よく手をかけて栽培します。こうして育てた作物の力は、根の張り方を見れば一目瞭然。秀明自然農法で育てたものから自家採種を繰り返すことで、ますます壮健で風土に合った、農薬・肥料いらずの生命力にあふれる種子が生まれます。

その2

直営レストランで
農場と食卓がつながる

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」。健やかな心と体には、食の存在が欠かせません。こばファームで育てた野菜や穀物を、自社のレストランでお届けします。食卓に並ぶのは、口にするほどいきいきと活力があふれるような、力強い作物ばかりです。素材の味を引き出した、自慢の一皿をご提供します。農家の顔が見え、田畑の様子がわかる…そんな安心感に満ちた食事を、どうぞお楽しみください。

その3

食をめぐる人と環境
その未来を育てる

こばファームの田んぼや畑には、今や絶滅危惧種となってしまったタガメや車軸藻などが息づいています。健やかな土壌をつくることは、作物のみならず、川や海を守ることにもつながるのです。その取り組みが評価され、2014年には「環境保全型農業推進コンクール近畿農政局長賞」を受賞しました。耕作放棄地や担い手のいない田畑の引き受け、環境保全、食育、担い手の育成などを通じて、豊かな「食の未来」に貢献し続けます。

その4

病気や虫害・自然災害に
負けない強さがある

化学肥料・有機肥料をいっさい使わずに育てた作物は、病気や虫害を寄せ付けません。養分過多や代謝不足になることなく、大地に深く根をおろして力強く成長するのです。通常の作物とこばファームで育った作物の根を見比べれてみれば、その差は一目瞭然。台風で雨風にさらされても、なぎ倒されることはありません。近隣一帯がウンカ(稲の大敵となる害虫)の被害に悩まされた年も、こばファームの稲は無傷でした。

認証取得 CERTIFICATE

有機JAS認証

米の希少種「滋賀旭」、日本酒の王道「山田錦」、もち米の「滋賀羽二重」などを農薬・肥料不使用で栽培しています。うるち米と穀類のほとんどが、有機JAS認定を取得済みです。

有機農産物
米は「滋賀旭」をメインに、兵庫県の在来種でありコシヒカリの先祖にあたる「農林22号」、「山田錦」、「滋賀羽二重餅」。大豆は西播磨地域の在来種「もち大豆」(夢さよう)と黒大豆の「丹波黒」。はだか麦は「マンネンボシ」「ダイシモチ」。小麦は「農林61号」。小豆は「大納言小豆」、白小豆は「備中白小豆」など、すべての農産物を農薬、肥料不使用で栽培し、有機JAS認証を取得しました。 ※転換期間中含む
有機加工食品
こばファームでは、自社栽培の米や麦などを使った加工食品も販売しています。2022年12月、日本農林規格の厳正な基準をクリアした食品として、有機JAS加工食品の認証を新たに取得しました。
【該当商品】ぬか床の素、麦茶、黒豆茶

秀明自然農法認証

生産から加工までのプロセスにおいて、規格検査をクリアして「秀明自然農法認証」を取得しました(一部商品を除く)。隣接圃場からの農薬・肥料の影響をできる限り避けるため、以下のような工夫も実施しています。

■隣接の慣行農法(農薬や肥料を使う)の田畑との境界は、十分な緩衝帯(3~5m)を確保する

■隣接との境界がブロックの場合や、慣行農法の田んぼの水が漏れてくる場合は、二重の畦畔を作って汚染防止に努める

詳しくは、当サイトブログ「秀明自然農法認証の取り組みについて」をご覧ください。

プロフィール PROFILE

  • 代表

    小林 一雅Kobayashi Kazumasa

    経歴
    ■1997年 金沢大学教育学部卒業
    ■2004 会社員・県立高校体育科講師を経て秀明自然農法で稲作を始める
    ■2006年 「こばふぁーむ」創業
    ■2009年 姫路市認定農業者
    ■2011年 姫路市認定農業者協議会 役員
    ■2011年 第50回 全国農業者会議 土地利用型部門 3位受賞
    ■2014年 環境保全型農業推進コンクール 近畿農政局長賞受賞
    ■2016年 NPO法人 秀明自然農法ネットワーク 理事長就任
  • 【メッセージ】
    健やかな大地で農作物にふれるひととき。心地のよい汗が流れ、おのずと心もやすらかになります。
    農薬や肥料を使わない米を初めて食べたときの感動は、忘れられません。「これこそが、これからの時代に必要なものだ」という思いにつき動かされ、私自身も秀明自然農法にたずさわるようになりました。
    われわれ農家が扱っているのは、命そのものなのだと思います。

    株式会社インユー様(オーガニックマーケットプレイス「IN YOU MARKET」を運営)によるインタビューはこちらをご覧ください。